2016年の公開から時を経てもなお、圧倒的な熱量を放ち続ける映画『クローズEXPLODE』。高橋ヒロシ氏の伝説的不良漫画『クローズ』を原作に、三池崇史監督が手がけた前2作『クローズZERO』『クローズZERO II』の系譜を受け継ぎつつ、メインキャストや時代設定を一新したことで大きな話題を集めました。
本記事では、映画『クローズEXPLODE』に出演した豪華キャスト陣が演じたキャラクターの全貌をはじめ、前作からの変更点、そして本作の見どころを徹底的に解説します。映画の背景にあるリアルな熱量を紐解きながら、キャストそれぞれの魅力に迫ります。
映画『クローズEXPLODE』とは?前作からの変更点と新たな世界観

伝説の不良漫画『クローズ』の実写映画化として大ヒットを記録した『クローズZERO』および『クローズZERO II』。その続編でありながら、物語の軸やキャストを大胆に刷新したのが『クローズEXPLODE』です。前作では小栗旬演じる滝谷源治と山田孝之演じる芹沢多摩雄の激闘が描かれましたが、本作では源治らが卒業した後の鈴蘭高校が舞台となります。
最大の見どころであり変更点は、物語の主役が一人ではなく、群像劇の色彩を強めている点です。絶対的な「頂点」が不在となった鈴蘭高校に、一匹狼の転校生がやってきたことから、再び激しい抗争の火蓋が切って落とされます。これまでのシリーズが持つハードボイルドな世界観を踏襲しつつ、新たな世代の俳優陣がそれぞれの個性でキャラクターに命を吹き込んでいるのが特徴です。
鈴蘭高校の新世代を率いる豪華キャストとキャラクター
鈴蘭高校の新たな勢力図を語る上で欠かせないのが、一癖も二癖もある個性的なキャラクターたちです。キャスト陣の圧倒的な存在感が、映画全体の緊張感を作り上げています。
主人公・鏑木旋風雄を演じたのは東出昌大さんです。喧嘩には興味がないものの、流されていくうちに鈴蘭の頂点を巡る争いに巻き込まれていくという、これまでの番長タイプとは異なる新しいヒーロー像を体現しました。また、強大な野望を抱く実力者・強羅徹を演じたのは、三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典さんです。圧倒的なフィジカルとカリスマ性を持つキャラクターを見事に演じ切り、スクリーンに強烈なインパクトを残しました。
| キャラクター名 | キャスト | 所属・特徴 |
|---|---|---|
| 鏑木旋風雄 | 東出昌大 | 鈴蘭高校の転校生。ケンカには無頓着だが圧倒的な強さを持つ一匹狼。 | 藤原恵 | 早乙女太一 | 黒咲工業高校のトップ。冷徹な頭脳と鋭いナイフさばきを持つ危険な男。 | 強羅徹 | 岩田剛典 | 鈴蘭高校の最大派閥の筆頭。圧倒的なカリスマ性で頂点を狙う。 | 黒沼太賀 | 勝地涼 | 鈴蘭高校の1年生。野心に満ち溢れ、下克上を虎視眈々と狙う。 | 片桐拳 | 矢部享祐 | シリーズを通して鈴蘭を見守る元不良。今作でも重要なキーパーソン。 |
黒咲工業と鳳仙学園の脅威:早乙女太一と柳楽優弥の圧倒的演技力
鈴蘭高校内部の抗争だけでなく、他校との勢力争いも『クローズEXPLODE』の大きな魅力です。とりわけ、物語の緊迫感を高めているのが黒咲工業の藤原恵を演じた早乙女太一さんと、鈴蘭の宿敵である鳳仙学園のトップに君臨する高木豪を演じた三浦貴大さん、そして謎めいた元鈴蘭の不良・加賀美遼平を演じた柳楽優弥さんらの存在です。
早乙女太一さんが演じた藤原恵は、冷徹な視線と華麗かつ残忍なアクションで観客を魅了しました。伝統的な日本舞踏で培われた身体能力を活かしたアクションシーンは、他のキャストとは一線を画す美しさと鋭さを放っています。一方、柳楽優弥さん演じる加賀美遼平は、狂気と孤独を併せ持つ難役を重厚な演技で表現し、物語に深い陰影を与えました。
裏社会と男たちの絆:ヤクザと不良の交錯
『クローズ』シリーズの醍醐味は、高校生たちのケンカだけに留まらず、彼らを見守る大人たちの存在、特にヤクザ社会との関わりにあります。今作でも、シリーズおなじみの片桐拳(やべきょうすけさん)が登場し、不良少年たちと裏社会のパイプ役として物語を動かしていきます。
若き不良たちが抱える葛藤や、社会の理不尽さ、そして大人たちの思惑が交錯する中で、彼らがどのように自身の道を選び取るのかが丁寧に描かれています。単なるアクション映画にとどまらず、青春の痛みや友情、そして男の美学を描き出すドラマとしての深みが、本作をより見応えのあるものにしています。
豊田利晃監督が描く新たな『クローズ』の美学
前作までの三池崇史監督からバトンを受け継いだのは、鋭い美的感覚と独自の演出で知られる豊田利晃監督です。豊田監督は、暴力描写の中にどこか刹那的な美しさや、若者たちのエネルギーが持つ儚さを巧みに閉じ込めました。
カメラワークや音楽の選定においても、従来の不良映画の枠にとらわれないスタイリッシュなアプローチがなされています。特に、雨の中や泥まみれになりながら繰り広げられるタイマンシーンは、登場人物たちの感情の爆発をダイレクトに伝える名場面として、多くのファンの記憶に残っています。
【クローズ explode キャスト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:前作『クローズZERO』の小栗旬や山田孝之は出演していますか?
A1:前作の主人公である滝谷源治(小栗旬)や芹沢多摩雄(山田孝之)はすでに卒業しているため、本作には本編のメインとしては出演していません。物語の世代交代を描いた完全新作となっています。
Q2:主題歌や音楽を手がけたアーティストは誰ですか?
A2:映画の雰囲気を盛り上げる重厚な音楽や主題歌は、作品のトーンに合わせた硬派なナンバーが起用され、映像と一体となって観客を物語の世界へと引き込みます。
Q3:原作漫画との違いや、映画独自のオリジナル要素はありますか?
A3:『クローズEXPLODE』は、原作漫画の原作者である高橋ヒロシ氏の監修のもと、映画オリジナルのキャラクターやストーリー展開が構築されており、映画ならではの群像劇として楽しむことができます。
まとめ:新たな世代が紡いだ男たちの物語を再評価する
映画『クローズEXPLODE』は、前作の巨大なヒットのプレッシャーの中、新しいキャストと新しい監督によって果敢に挑んだ意欲作です。東出昌大さん、早乙女太一さん、岩田剛典さん、柳楽優弥さんをはじめとする実力派キャストたちがぶつかり合う熱量は、今見ても色褪せることがありません。
単なる続編の枠を超え、それぞれのキャラクターが背負う背景やドラマを深く味わうことで、この作品の真の魅力が見えてきます。まだ観ていない方はもちろん、当時劇場で観た方も、ぜひこの機会にキャストたちの熱演と緻密に構築された世界観を改めて堪能してみてください。