日本テレビ系で毎年冬の風物詩としてお茶の間を大いに沸かせる女性芸人No.1決定戦「女芸人No.1決定戦 THE W」。その記念すべき第5回大会として2021年12月13日に生放送された「THE W 2021」は、大会史上最も予測不能で、のちのお笑いシーンの勢力図を大きく塗り替える伝説的な一戦となりました。
本稿では、オダウエダの劇的な優勝という大会結果をはじめ、熾烈を極めた決勝戦のネタ順と採点の全貌、ファイナリストたちの現在地、そして大会が日本の女性お笑い界に残した本質的な影響について、多角的な視点から徹底的に紐解いていきます。
THE W 2021の大会結果と歴史的瞬間:オダウエダ戴冠の全貌

2021年12月13日、東京・日本テレビからの生放送で幕を開けた「女芸人No.1決定戦 THE W 2021」は、最後まで勝負の行方が読めない緊迫した展開となりました。賞金1000万円と「女性芸人No.1」の称号を懸けて激突したのは、激しい予選を勝ち抜いた精鋭ファイナリストたちです。その頂点に立ったのが、吉本興業所属のコンビ「オダウエダ(植田紫帆、小田結希)」でした。
オダウエダは決勝の舞台で、常識の枠を超えたシュールかつアブノーマルな世界観を持つコントを披露。審査員の間でも賛否や好みが分かれるほどの強烈なインパクトを残し、最終決戦で激闘の末に優勝をもぎ取りました。彼女たちの戴冠は、女性お笑いにおける「王道漫才やテンポの良いコント」という既存のイメージを大きく覆し、表現の多様性を証明する歴史的な瞬間としてお笑いファンの間で長く語り継がれています。
歴代王者とTHE W 2021が果たした歴史的役割の比較
「THE W」は2017年の第1回大会以来、女性芸人たちのキャリアを変える一大プラットフォームとして機能してきました。歴代王者の顔ぶれを振り返ると、それぞれの時代におけるお笑いの潮流や、女性芸人に求められるスキルの変化が鮮やかに浮かび上がります。
| 回数 | 開催年 | 優勝者 | ファイナリスト主な顔ぶれ・備考 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 2017年 | ゆりやんレトリィバァ | 横澤夏子、尼神インター、紺野ぶるま 他 |
| 第2回 | 2018年 | 阿佐ヶ谷姉妹 | はなしょー、どんぐりパワーズ 他 |
| 第3回 | 2019年 | 3時のヒロイン | おかずクラブ、はなしょー、しろくま 他 |
| 第4回 | 2020年 | 吉住 | Aマッソ、紅しょうが、TEAM近藤 他 |
| 第5回 | 2021年 | オダウエダ | Aマッソ、天才ピアニスト、紅しょうが 他 |
公式発表資料や番組の歴史的変遷を振り返ると、第1回から第4回までの王者が比較的テレビ受けしやすいポップなキャラクターや分かりやすいコント・漫才で支持を集めてきたのに対し、2021年のオダウエダの優勝は、よりアヴァンギャルドでカルト的な笑いの才能が評価されるターニングポイントとなりました。この結果は、コンテストが単なる「お茶の間の人気投票」ではなく、「純粋なお笑いの狂気やクオリティ」を評価する場へと成熟したことを示しています。
決勝進出者(ファイナリスト)の顔ぶれとネタ順・採点の舞台裏
THE W 2021の決勝戦を語る上で欠かせないのが、非常にハイレベルだったファイナリストたちの競演と、緊迫したネタ順・採点システムです。当日のファイナリストには、常連組からフレッシュな顔ぶれまでが揃い、ブロックごとに異なる色を放ちました。
決勝進出を果たしたのは、Aマッソ、オダウエダ、紅しょうが、天才ピアニスト、スパイク、ヒコロヒー、ヨネダ2000、黒い帯(※のちに解散・改編あり)、爛々、茶々などの実力派たちです(※出場枠の詳細な組み合わせは年度ごとのトーナメント表に準拠)。特に、前年の雪辱を期す実力派や、賞レース初進出で会場の空気を一変させた若手たちのガチンコのぶつかり合いは、テレビ画面越しにもすさまじい緊張感を伝えていました。
採点方式においては、テレビのバラエティ番組としてのエンタメ性と、プロの審査員による厳正な評価が交錯しました。ネタ順によって会場の温まり方や審査員のジャッジの基準が微妙に変動する中、オダウエダは自らの持ち味である独特のテンポと狂気を完璧に体現し、審査員の心を掴み取ることに成功したのです。
ファイナリストたちのその後:メディア展開とそれぞれの現在地
大会終了後、ファイナリストや優勝者たちが歩んだ道のりは多士済々です。お笑い界におけるステータスが大きく向上したことで、テレビ番組のひな壇出演にとどまらず、ラジオのパーソナリティ、自身のYouTubeチャンネルでの発信、劇場での単独ライブなど、活動の幅は多岐にわたっています。
優勝したオダウエダは、関西・関東を問わずテレビやライブに多数出演し、自分たちのルーツであるコントの精度をさらに高めています。また、ファイナリストとして名を連ねたAマッソやヒコロヒー、紅しょうが、天才ピアニストらも、それぞれが独自のメディアポジションを築き上げ、テレビや配信プラットフォームで欠かせない存在へと成長しました。これは、「THE W」というコンテストが単発のイベントに終わらず、日本のエンタメ界に新たなスターを供給し続ける持続的なエンジンであることを証明しています。
見逃し配信とアーカイブ視聴:2026年現在のアクセス環境
放送当時リアルタイムで視聴できなかったファンや、歴史的名勝負をもう一度振り返りたいという視聴者のために、「THE W」の過去大会は動画配信サービスを活用したアーカイブや見逃し配信の仕組みが整えられてきました。
2026年現在、主要な民放公式テレビ配信サービスや日本テレビ系の動画配信プラットフォーム(Huluなど)では、過去のコンテストの軌跡や名シーンが振り返れる環境が整備されています。特に、賞レースの歴史を定点観測したいお笑いファンや研究者にとって、当時の採点や芸人の表情を細かく見返すことができるこれらのアーカイブは、極めて貴重な資料となっています。
【the w 2021】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:THE W 2021の優勝者は誰ですか?
A1:吉本興業所属のお笑いコンビ「オダウエダ」が、初進出・初優勝を果たしました。
Q2:オダウエダが優勝したときのネタの特徴は?
A2:常識の枠を超えたシュールで狂気的な世界観を持つコントを披露し、強烈なインパクトを残しました。
Q3:当時のファイナリストにはどのような芸人がいましたか?
A3:Aマッソ、ヒコロヒー、紅しょうが、天才ピアニスト、ヨネダ2000など、実力派の女性芸人たちが多数決勝の舞台に立ちました。
まとめ:女性お笑い界の多様性を切り拓いた歴史的転換点
「THE W 2021」は、単なる賞の争奪戦を超えて、日本の女性お笑い芸人たちが表現できるジャンルの幅を大きく広げた記念碑的な大会となりました。王道の笑いだけでなく、独自のシュールさや毒っ気、圧倒的な個性が評価される土壌がより強固になり、その影響は現在のバラエティ番組や劇場シーンにも確実に息づいています。
コンテストの歴史やファイナリストたちのその後の活躍を振り返ることは、日本のお笑いカルチャーの現在地と未来を深く理解するための最良の手がかりと言えます。